通販で半導体を買うための手順は

かつては抵抗器やコンデンサなどのディスクリート部品を例外として、ICやLSI等の半導体を入手する場合部品によっては代理店を通す必要があったため、開発メーカー以外は入手が困難でした。近年は半導体を扱うネットショップが増加し、企業間の売買の際に必要とされる口座を開設する必要も無いため、個人でも入手が容易となっているほか、開発メーカーにおいても試作品のように購入数が少ない場合は、通販を利用するケースが珍しくありません。背景にはパソコンや携帯電話といった電子機器が普及し、個人で修理したり電子工作に利用したりといった個人レベルでの需要が増えただけでなく、通販ショップが新たな顧客を獲得するために、販売に関する制約を取り払い柔軟に対応していることも理由の一つとなっています。

まずはショップや部品を検索し、無い場合は代替部品の検討も

半導体を入手するには、必要とする部品を扱っている通販ショップを探すことから始めます。頻繁に使われるような汎用性のある部品であればどのショップでも購入することができますが、特殊な部品の場合はなかなか見つからないこともあります。必要とする部品が見つからない場合は、代替品を購入する方法があります。代替品とはメーカーや品名は異なるものの機能としては全く同一の部品のことで、開発メーカーでは頻繁に行われている方法です。普段から代替品をリストアップしておけば、ロット不良や生産終了等により突如それまで使用していた部品の入手が困難になった場合でも、代替部品の流用により製品の製造に支障をきたすことがありません。代替品を使用する場合は消費電流などの仕様が十分満たしていることや、パッド寸法や実装面積からそのまま置き換え可能かどうかの判断が必要となります。

見積もりは複数のショップに依頼する

欲しい半導体が見つかった後は、通販ショップに対して見積もりを依頼すると同時に、念のため他のショップも探しておきます。部品の価格は個数やショップにより異なり、特に特殊なICやLSIは1度に購入する個数によって価格が大幅に変化することが多いため、できる限りまとめて買うのが無難です。見積もりの際には納期や送料も確認します。在庫の無い部品については、一時的に在庫が無くても再度入荷する可能性があるため、入荷時期を確認しておきます。送料は遠方ほど高い傾向にありますが、一定の購入代金を超えることで無料となる場合もあります。複数のショップからの見積もり内容を比較検討し、送料も含めた価格が安いショップを第一候補とするのが一般的ですが、頻繁に大口で購入する場合は直接電話やメールで交渉することで単価が下がることもあります。